出版社内容情報
遅れてきた不安? 「影響の不安」というユニークなキイ概念によって西洋文学史をみごとに読み直した巨匠ブルームの古典的傑作。難解をもって鳴る原文を平易な日本語にうつし、懇切丁寧な訳注を付した、世界に類をみない研究書かつ翻訳書。
内容説明
「影響の不安」というユニークな鍵概念によって文学史を鮮やかに読み直した名著を、懇切丁寧な訳註と解説を付して日本の読者に贈る。
目次
プロローグ これらの霊体が、その存在を知らぬままに父なる神の内に宿っているのは驚くべきことだ
序章 独創性に関する思索、および概要
第1章 クリナーメン、あるいは詩的誤読
第2章 テスセラ、あるいは完結と反定立
第3章 ケノーシス、あるいは反復と非連続性
幕間 反定立的批評宣言
第4章 デモナイゼーション、あるいは反崇高性
第5章 アスケーシス、あるいは浄化と唯我論
第6章 アポフラデース、あるいは死者の帰還
エピローグ 道についての省察
著者等紹介
ブルーム,ハロルド[ブルーム,ハロルド][Bloom,Harold]
1930年ニューヨーク生まれ。現在、イェール大学、ニューヨーク大学教授
小谷野敦[コヤノアツシ]
1962年、茨城県生まれ。1987年、東京大学文学部(英米文学)卒業。1997年、同大学院比較文学比較文化博士課程修了。学術博士(超域文化科学)。1994年より大阪大学言語文化部講師・助教授を経て、現在、国際日本文化研究センター客員助教授、東京大学、明治大非常勤講師。2002年、『聖母のいない国』(青土社)でサントリー学芸賞を受賞
アルヴィ宮本なほ子[アルヴィミヤモトナホコ]
1961年、東京都生まれ。東京大学大学院英文学専攻修了。トロント大学大学院で博士号(英文学)取得。千葉大学助教授を経て、現在、東京大学総合文化研究科助教授。専門、イギリス・ロマン主義の詩
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感想・レビュー
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akuragitatata
まりも
7ember
youtom
gern