出版社内容情報
子どもの印象的なエピソードの数々を生き生きとした筆致で紹介しながら、その心理学的な意味について考え学べる、新しいスタイルの入門テキスト。発売以来、保育園、幼稚園の先生方にも勧められる心理学テキストとして評判。
内容説明
子どもの姿、行動、声や匂いまでも伝わってくる活きたエピソードを通して学ぶ、発達心理学入門。
目次
第1章 新しい世界へ―移行
第2章 人や物とかかわる―関係
第3章 自分に気づく―自己
第4章 感じてあらわす―情緒
第5章 世界を知る―認知
第6章 話して伝える―ことば
著者等紹介
岡本依子[オカモトヨリコ]
東京都立大学人文科学研究科心理学専攻博士課程、単位取得満期退学。現所属は、湘北短期大学保育学科、専任講師
菅野幸恵[スガノユキエ]
白百合女子大学大学院文学研究科博士課程中途退学。現所属は、青山学院女子短期大学児童教育学科、専任講師
塚田‐城みちる[ツカダジョウミチル]
東京都立大学人文科学研究科心理学専攻博士課程、単位取得満期退学
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
毛利武良
5
☆☆☆☆☆ 「子どもあるある」の実例をよく観察・記録して、発達心理学の理解を深められる良書。子どもに関わる全ての人に、お薦めしたい。これから子育てする人は、心の余裕が違ってくるはず。2020/07/01
kiki
0
なんでこんなことするの…と、娘の行動に対して理解に苦しむことが増えてきたころに、娘の友達ママが貸してくれました。教科書として使われているだけであって、一般の育児書のように解決策を提案されるわけでもないのですが、『まだ、こういうことはできないのか…』と目から鱗が落ちることもあったり、納得したり。そして、今は成長の過程にあるのだから、まだ見守らなくてはいけない時期なのだなとか、自分の中で消化する判断になりました。とっつきやすいように努力はされていますが、やはり教科書!ボチボチ読むのが精いっぱいでした(笑)2013/10/18
えろこ
0
何より、本文の中で書かれている、子どもや家庭での実話の話がすごく面白いです。まさに「事実は小説より奇なり」です2011/02/15
euri
0
一人目の出産前にプレゼントしてもらった本だったのですが、その後怒涛の育児期間に突入してしまい、結局読めたのはその10年後、下の子がちょうど幼児期を抜ける頃です…笑 うちの子たちもこんなことあったなあと振り返り、しみじみしながら読みました。と同時に、心理学というものに詳しくなかったので、ここまで細かい部分にまで研究が及んでいるのかと興味深く拝見しました。 筆者の方々の実体験に基づくエピソードの部分が特に面白く、この部分だけでも、育児中に拾い読みすれば良かったなあと思いました。2021/09/15