出版社内容情報
恥の意識と体験の多彩な現れに深く身をひそめてその内なる心理-社会的力動を明らかにし、過度の不安と恐れから生まれる臨床的問題に共感と洞察に満ちたまなざしを注ぐ。ユング派療法家としての根が年の思索と体験が結晶した、滋味豊な一冊。
内容説明
恥と自尊心は人間を解く最高の鍵!心理療法におけるその意味をユング心理学の視点から探求。
目次
1 恥と恥不安の現象学
2 恥の心理学的意味
3 自尊感情
4 恥と恥の感じやすさの心理的発生
5 さまざまな恥体験
6 治療関係における恥という動機
7 自尊心と恥の感じやすさにまつわる諸問題の心理療法
付録 自我と自己の概念―比較
著者等紹介
高石浩一[タカイシコウイチ]
1959年大阪府生まれ。1982年京都大学教育学部卒業。1988年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。現職、京都文教大学人間学部臨床心理学科教授。臨床心理士。専攻は臨床心理学
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感想・レビュー
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ようじゅ
1
なぜ自分は恥をかくことを恐れるのか...誰もが一度は気になったことがあるのではないか。その答えを教えてくれる唯一の本。恥をかくことが不安で仕方ない人には、その起源を知るだけでも救いになるのではないか。ちなみに、この本はナルシストについて知りたい人にもオススメである。”スゴイ自分じゃなきゃ社会に認めてもらえない”。そんな感情に苦しんでいる悲しい存在、それがナルシストなのだから。2021/02/23
rubix56
1
ちょっと、言っていることが難しすぎる 余裕があるときに、機会があれば、しっかりと読み直したい2012/01/30