出版社内容情報
激動の20世紀を一身に生き、個人の内面を歴史と社会が脈打つ動的存在としてとらえる「アイデンティティ」の概念を紡ぎ出したエリクソン。この巨人のライフサイクル理論そのままに、その生涯と思想の展開を見事に描き出した伝記的思想研究の傑作。
内容説明
子供期、青年期から成人期、老人期へ、そして世代を超えたつながりへ。エリクソンの思想が受け継いだもの、次代にわたすものとは。
目次
第6章 声、そして真正なること―一九五〇年代
第7章 教授、そして公共的知識人として―一九六〇年代
第8章 世界的預言者―エリクソンの「真理」
第9章 老年の公私の問題
第10章 「非存在の影」