出版社内容情報
心理学は身体をあまりにも軽んじてきた。羞恥心を隠す服、食と排泄、ものや住環境との交渉、容姿への配慮等々、生が展開する場としての身体をなおざりにこころの発達を説くことはできない。気鋭の研究者19人による刺激的な身体の心理学宣言。
内容説明
身体=こころと環境をつなぐインターフェイス。リアルな「生」の場に発達を読み解く人間科学の試み。
目次
第1部 衣食住における身体と発達(覆う・隠す―裸はなぜ恥ずかしいのか;食べる・排泄する;まちに住まう;物を与える・奪う―物と身体を媒介する相互交渉と意識の貸与 ほか)
第2部 かかわり合いの中の身体と発達(身体を作る・見せる;触れる・離れる;匂う;介護する ほか)
著者等紹介
根ヶ山光一[ネガヤマコウイチ]
大阪大学大学院文学研究科博士課程中退、博士(人間科学)。現在、早稲田大学人間科学部教授。専門は、発達行動学
川野健治[カワノケンジ]
東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得中退、文学修士。現在、国立精神・神経センター精神保健研究所成人精神保健部心理研究室長。専門は、発達心理学・社会心理学
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