シリーズ環境社会学<br> 差別と環境問題の社会学

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シリーズ環境社会学
差別と環境問題の社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788508378
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C1036

内容説明

「なんかおかしなもん、危ないもんばっかし来る」。なぜ過疎地に産業廃棄物処分場や原子力施設が集中するのか?情報公開は行われているのか?地元住民の目線で環境問題を見直すとき、そこに差別の構図が存在することは明白だ。屠場(食肉センター)・清掃業など、いわゆる「部落産業」に向けられる差別のまなざし、被差別部落を回避するマスメディアの震災報道、障害者の生命を危険にさらす都市交通、日本企業による途上国への公害移転、先住民族の土地と文化の破壊、女性の性と生殖への侵略など、事例はつきない。差別と環境問題が複合し、交錯する現場を見据え、構造の解明と解決の糸口をさぐる。

目次

序章 差別と環境の複合的問題
第1章 差別と環境問題のはざまで―被差別部落の生活環境史
第2章 屠場を見る眼―構造的差別と環境の言説のあいだ
第3章 回避された言説―阪神・淡路大震災をめぐる新聞報道の「空洞」
第4章 障害者からみた都市の環境
第5章 フェミニズムからみた環境問題―リプロダクティブ・ヘルスの視点から
第6章 途上国への公害移転―企業担当者の意識からみえてくるもの
第7章 地元住民からみた「森林破壊」―インドネシアの産業造林
第8章 異文化と環境人種主義―アボリジニーの自然観と文化意識から考える
結語―環境問題と反差別の接点

著者等紹介

桜井厚[サクライアツシ]
1947年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻修了。現在千葉大学文学部教授

好井裕明[ヨシイヒロアキ]
1956年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。京都大学博士(文学)。広島国際学院大学現代社会学部教授を経て、2003年4月より筑波大学社会科学系教授
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感想・レビュー

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内島菫

6
環境問題と差別の関連性を、被差別部落、障害者、女性、途上国の地元住民、先住民が抱える問題を通して浮かび上がらせる論文集。差別は、特定の個人や小集団を狙い撃ちして様々な時代や場所で個別ばらばらに起きているわけではなく、この世界のあり方から帰結する構造的な問題だ。社会の発展のためには多少の犠牲はやむを得ないという言い訳は、その犠牲が社会的弱者に偏っていること自体が問題だということにすでに蓋をしてしまっている。社会はこの蓋というファンタジー補強材を基盤にして成り立っている。蓋をする行為は確信犯なのだ。2015/05/21

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