出版社内容情報
・「一見、画一的に映るマクドナルドだが、それぞれのお国ぶりも、うかがえる。北京、香港、台北、ソウル、東京のマクドナルド受容を、一様には語れない。」(2003.3 地方紙全般に掲載 井上章一氏)
・「どこでも、マクドナルドと現地の食文化・食生活は、相互に相手を変容させてきた。」(2003.4.13 佐倉統氏)
内容説明
マクドナルドはいかにして東アジアの食文化に適応したか。清潔感、行列、笑顔、食事作法、時空間の利用法、家族革命、政治的意味などにわたって、北京、香港、台湾、韓国、日本でのフィールドワークをとおして、その受容と変遷をさぐる。
目次
序章 脱国籍性、現地化、東アジアのファーストフード産業
第1章 北京のマクドナルド―アメリカ的なものの現地化
第2章 香港のマクドナルド―消費主義、食べ物の変化、子供文化の起源
第3章 台北のマクドナルド―ハンバーガーとビンロウの実と国民のアイデンティティ
第4章 ソウルのマクドナルド―食べ物の選択とアイデンティティとナショナリズム
第5章 日本のマクドナルド―変わる行儀作法
終章 近代を呑み込むこと
著者等紹介
ワトソン,ジェームズ[ワトソン,ジェームズ][Watson,James L.]
ハーヴァード大学フェアバンク・センターおよび人類学部教授
前川啓治[マエガワケイジ]
1957年福井県生まれ。シドニー大学大学院博士課程修了(博士)。現在、筑波大学国際政治経済学研究科助教授。専門は経済・経営人類学
竹内恵行[タケウチヨシユキ]
1962年東京都生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学。現在、大阪大学大学院経済学研究科助教授。専門は応用統計学、計量経済学
岡部曜子[オカベヨウコ]
1958年大阪府生まれ。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了(博士)(国際公共政策学)。現在、京都産業大学経営学部助教授。専門は国際経営論、経営組織論
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