マクドナルドはグローバルか―東アジアのファーストフード

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788508361
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C1039

出版社内容情報

 ・「一見、画一的に映るマクドナルドだが、それぞれのお国ぶりも、うかがえる。北京、香港、台北、ソウル、東京のマクドナルド受容を、一様には語れない。」(2003.3 地方紙全般に掲載 井上章一氏)
 ・「どこでも、マクドナルドと現地の食文化・食生活は、相互に相手を変容させてきた。」(2003.4.13 佐倉統氏)

内容説明

マクドナルドはいかにして東アジアの食文化に適応したか。清潔感、行列、笑顔、食事作法、時空間の利用法、家族革命、政治的意味などにわたって、北京、香港、台湾、韓国、日本でのフィールドワークをとおして、その受容と変遷をさぐる。

目次

序章 脱国籍性、現地化、東アジアのファーストフード産業
第1章 北京のマクドナルド―アメリカ的なものの現地化
第2章 香港のマクドナルド―消費主義、食べ物の変化、子供文化の起源
第3章 台北のマクドナルド―ハンバーガーとビンロウの実と国民のアイデンティティ
第4章 ソウルのマクドナルド―食べ物の選択とアイデンティティとナショナリズム
第5章 日本のマクドナルド―変わる行儀作法
終章 近代を呑み込むこと

著者等紹介

ワトソン,ジェームズ[ワトソン,ジェームズ][Watson,James L.]
ハーヴァード大学フェアバンク・センターおよび人類学部教授

前川啓治[マエガワケイジ]
1957年福井県生まれ。シドニー大学大学院博士課程修了(博士)。現在、筑波大学国際政治経済学研究科助教授。専門は経済・経営人類学

竹内恵行[タケウチヨシユキ]
1962年東京都生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学。現在、大阪大学大学院経済学研究科助教授。専門は応用統計学、計量経済学

岡部曜子[オカベヨウコ]
1958年大阪府生まれ。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了(博士)(国際公共政策学)。現在、京都産業大学経営学部助教授。専門は国際経営論、経営組織論
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

5
図書館にて。2003年刊行。再読なので20年ぶりかもしれない。まだ中国が豊かでない頃。上京記念に北京天安門広場マクドナルドにタクシーで乗り付ける。さすがにもう天安門広場のマックにそんな象徴的意味はないだろけども。北京ほか、台湾香港ソウル東京が取り上げられている。台湾香港ではトイレの清潔さがマックを介して広まり、北京では屋台に対してマック的ファストフード店という概念が生じ、日本では立ち食いや手づかみを一般化させていった。そういや、海原雄山がハンバーガーを食わされて「指が汚れたではないか!」とか言ってたなァ2023/10/09

ばく

0
マクドナルドの世界進出は,一部からは「文化帝国主義」と受け取られたが,現地のスタイルを取り入れて現地化を果たしているという側面もある.2013/07/11

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