悪とメルヘン―私たちを成長させる“悪”とは?

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悪とメルヘン―私たちを成長させる“悪”とは?

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  • サイズ B6判/ページ数 279,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788507937
  • NDC分類 909.3
  • Cコード C1011

出版社内容情報

メルヘンは本当は残酷だ。それなのにこれまで子どもたちに読み継がれてきたのは、私たちがメルヘンのなかの<悪>から人生の危機に備えるための知恵を学んでいるからである。メルヘンと、心の過程や魂の問題との深いかかわりを発掘する。

内容説明

悪へのイニシエーションが、人生の危機への備えとなる。代表的メルヘンの解釈にとどまらず、ユング派の視点から、そのアプローチのしかたや検証法、臨床例も紹介。

目次

第1部 メルヘンへの深層心理学的アプローチ―解釈・テーマ・方法(C.G.ユングの観点から見たメルヘン解釈―深層心理学的解釈についての一般的考察;メルヘンの悪とのかかわり―力動的プロセスとしてのメルヘンへの、テーマからのアプローチ;メルヘン解釈のための方法論に寄せて)
第2部 メルヘンにおける悪―代表的メルヘンの解釈(三十―抑圧された「巨大な情動」とのかかわり;魔法をかけられた姫―サド‐マゾの問題について;青髭―破壊的アニムスの問題について ほか)
第3部 心理療法におけるメルヘン・モティーフ―実践例(かけられた魔法を解くこと―メルヘン・モティーフとの心理療法的なかかわりについて;いばら姫と悪い妖精―閉め出された悪の問題;夢、コンプレックス、メルヘンにおける魔女―心理療法における暗い女性性)

著者等紹介

山中康裕[ヤマナカヤスヒロ]
愛知県生まれ。名古屋市立大学大学院医学研究科卒業。医学博士。現在、京都大学大学院教育学研究科教授。専門は臨床心理学、精神医学

千野美和子[センノミワコ]
京都府生まれ。1986年京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、仁愛大学人間学部心理学科助教授。専門は臨床心理学

山愛美[ヤマメグミ]
京都府生まれ。1982年京都大学教育学部教育心理学科卒業。1984年同大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。博士(教育学)。臨床心理士。成安造形大学造形学部教授を経て、2002年4月より京都学園大学人間文化学部教授。専門は臨床心理学

青木真理[アオキマリ]
三重県生まれ。1991年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、福島大学教育学部附属教育実践総合センター助教授。専門は臨床心理学、教育臨床学
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふたば

0
「つまりメルヘンは、呪いを解き救いをもたらす力の扱い方を知っており、それを示してくれたのである」メルヘンは、子どもたちに悪へのイニシエーションを与えうるという。たしかに、わたしが初めて「悪」と出会ったのはおそらくおとぎ話の中だったろうなあ、と思って、なるほどふむふむと読んだ。深層心理学的にメルヘンを読み解く論文も面白かったけれど、そうしたメルヘンの分析を実際の心療内科の現場で役立てた実践例もとても面白かった。2015/10/11

ああああ

0
ユング派分析家達によるメルヘンの悪に関する論文をまとめたもの。1)それを考察する意義、2)実際にメルヘンを分析した例、3)その分析を患者の心理学的治療に施した例について書かれる。作者が複数であるので面白い章と面白くない章がどうしてもあるのだが、全員の考え方が少しずつ異なるので多角的に見れてよいと思う。分析については多少古臭い感じも受けたが文が皮肉が効いており面白い。分析途中で治療が頓挫した例に関して書かれていたものは特に良かった。2)は少し退屈だったのだが3)を語る上で必要なのだろう。2021/05/19

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