出版社内容情報
障害を持つ子どもたちが、普通の保育園・幼稚園や小学校で遊び、学ぶようになってきた。なぜ指導者の専門的な働きかけより、普通の子どもたちにまじって学ぶほうが効果があるのか。自閉症児の場合をとりあげて、親や先生の不安や疑問に答える。
内容説明
本書は、障害児教育に関して特に専門的な訓練も受けたことのない先生方が、目の前にいる障害を持った子どもたちに対して何をしてあげればよいのか、また親として、障害を持った子どもとどう向き合ったらよいのかを解説したものである。
目次
1 自閉症とは、たとえば…
2 子どもたちの中で偏食が改善する
3 わが子を「かわいい」と感じない
4 子どもはどのように学んでいるか
5 現場における「学び」の発見
6 自閉症・晋平の幼い頃
7 晋平の「指書」と状況的学習論
8 状況の中で生まれる「学び」とは
著者等紹介
渡部信一[ワタベシンイチ]
1957年仙台市生まれ。東北大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。福岡教育大学障害児治療教育センター助教授を経て、現在、東北大学大学院教育学研究科助教授。教育学博士
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