病いと人―医学的人間学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 392p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788507159
  • NDC分類 490.1
  • Cコード C3011

出版社内容情報

 フロイトと並び聳える巨星の代表作。生涯の思索を集大成して「心とは? 身体とは? 苦しみとは?」という人類普遍の課題から根底へ迫り、医療や生命の問題に重大示唆を与える。

 ・「医者の卵に向かって語りかけた本だが、医者だけにゆだねるのはモッタイない。」(朝日新聞2000年4月23日付、池内紀氏評)
 ・「精神療法」2000年12月 山中康裕氏評
 ・「毎日ライフ」2000.9月
 ・「こころの科学」2001.1月 神田橋條治氏評
 ・「日本心臓病学会Journal of Cardiolegg」2001.2月 坂本二哉氏評

内容説明

フロイトと並び輝く“病みの知”の巨星が永年にわたる思索を結晶させて成った本書は、“病気はどこから来るのか?”という人類普遍の課題への飽くなき探究の集大成であると同時に、来るべき「患者の時代」のいのちの医療に根幹指針を提供する。文字どおり20世紀人間学の金字塔とも呼ぶべき超歴史的名著。

目次

前篇 臨床供覧(偏頭痛と糖尿病;扁桃炎後の腎炎;ヒステリー性の腸閉塞;ヒステリー性の嘔吐 ほか)
後篇 医学的人間学入門(どこ、いつ、なに、なぜ;パトス的なもの;ゲシュタルトクライスとエス形成;死の連帯性と生の相互性)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

第9846号

4
仕事に行き詰まると読んでます。随分昔に書かれた本なので、現在の医科学に相応しているのか不明だが、人と病いの絡み合いを社会性を帯びた状況と捉え、複眼的に把握しているところが良い。特にヒトの能力や健康を、どれ程国家が利用できるか?という、政治的な観点の導入可能性の指摘。また心理学について現象を類型化規範化させ官僚主義の支配に寄与するものとしての危険性を示唆している箇所。自分の思考や仕事への関わりを省みる時の鑑になる考察。2011/09/17

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