拡張による学習―活動理論からのアプローチ

拡張による学習―活動理論からのアプローチ

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  • サイズ B6判/ページ数 370,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788506893
  • NDC分類 371.4
  • Cコード C3011

出版社内容情報

 本書は教育、発達・学習心理学、認知科学のシーンに強力なインパクトを与えてきたエンゲストロームの待望の邦訳です。人間の学習活動は、たとえば学校教育における子どもの学習行為を一般的にイメージしがちですが、この「拡張による学習」は学習活動をより広い文化的―歴史的なコンテクストのなかにとらえ、人間活動の創造的可能性を発見し現実化しながら、自分たちの制度や行為を転換する、集団的転換への実践的な参加へと向けられています。教育と学びの革新を準備するメッセージとなるでしょう。

 二〇世紀の最後の十年に現れた「拡張による学習」というプロジェクトとは何なのか。それにはこう答えられよう。「拡張による学習」は、教育者が挑戦すべきプロジェクトに他ならず、マルクスが言うところの「環境は人間によって変えられ、教育者自身が教育されねばならない」という過程を把握し実現していくための企てなのである。人間活動の創造的可能性を発見し現実化しながら、自分たちの制度や行為を転換する、あらゆる参加者の知性とエネルギーの結集。そうした「集団的な転換への実践的な参加」を出現させることに、「拡張による学習」は向けられているのだ。(「訳者あとがき」より)

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 【関連書籍】
 『 自閉症 』 藤居学、神谷栄治著 (定価1995円 2007.5月)
 『 MI:個性を生かす多重知能の理論 』 H・ガードナー著 (定価3465円 2001)
 『 人を伸ばす力 』 デシ、フラスト著 (定価2520円 1999) 

 【書物復権 2007】
 『 日常生活の認知行動 』 J・レイヴ著 (定価3780円 初版1995を復刊)

内容説明

教育/発達・学習心理学/認知科学のシーンに強力なインパクトを与えてきた文化‐歴史的活動理論の立役者エンゲストローム待望の邦訳。

目次

第1章 拡張による学習―十年の後に
第2章 人間の学習の歴史的形式としての学習活動の出現
第3章 拡張的研究の基本的カテゴリーとしての最近接発達領域
第4章 拡張の道具
第5章 拡張的方法論に向けて
第6章 エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

soto

1
難解だけど、マスターすればものの見方がずいぶん変わるように思う。基本的には理論書なので、同じ著者や訳者の出しているもう少し実践的な本も読んでみたいように感じた。2020/02/10

枕流だった人

0
船橋市2013/10/22

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