出版社内容情報
大学改革はなぜ掛け声倒れに終わっているのか。プランのいずれも機構いじりや精神論に終わっているからだ。英米の制度の詳細な検討に基づき,研究費配分の根本的改革という具体的視点から実効のある改革案を提出した,大学関係者必読の書。
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【関連書籍】
『 学力低下をどう克服するか 』 吉田甫著 (定価2310円 2003)
『 ごまかし勉強 上・下 』 藤澤伸介著 (各1890円 2002)
『 本が死ぬところ暴力が生まれる 』 B・サンダース著 (定価2992円 1998)
内容説明
日本の大学に質の高い研究を取り戻すための入念な米英の研究助成制度のリサーチにもとづいた、具体的処方箋。
目次
本論(定率加算金制度を導入せよ;研究助成金の費目を充実せよ)
各論(大学教員の雇用―任期制の問題点;大学の独立行政法人化;授業の評価;大学教授の仕事―教育、研究、運営;教授職の採用プロセスと研究の第三者評価の必要性;大学院;社会と大学;最後の各論―さらに考えてみるべきこと)