出版社内容情報
信仰が殺人を生む,学校が人を無能にする,平和のために戦争する! 社会現象にひそむパラドックスを通して社会学とは何か,その発想と方法の特色を切れ味よく説いて好評を博してきた快著に,イキのいい話題を加え写真を多数挿入したパワーアップ版。
いつでも常識は安逸を好む怠惰な精神と目に見えないところで手をむすんでいる。だが、社会学は常識のはらむパラドックスを一つ一つ発見し、あばき出していくことによって、常識にゆさぶりをかけ、そのうえに眠りこんでいる精神にショックをあたえる。常識破壊ゲームとしての社会学には、したがって、人間が自明なものとしてよりかかっているものが次第にあやういものとして立ちあらわれてくることから生じる「ゆらぎ」や「めまい」の感覚をともなうが、一方では「目からウロコが落ちる」爽快さと、常識の壁をつきぬけてその外側に出る自由の感覚がともなっている。そしてそれが社会学のダイゴミなのだ。(「序 章」より)
・「ソシオロジ」特集 私の大学教科書論―社会学 井上俊氏評
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【関連書籍】
『 社会調査で何が見えるか 』 平松貞美著 (定価2520円 2006)
『 現実の社会的構成 』 バーガー、ルックマン著 (定価3045円 2003)
『 人間この信じやすきもの 』 T・ギロビッチ著 (定価3045円 1993)
【新 刊】
『 ワードマップ エスノメソドロジー 』 前田泰樹ほか編 (定価2520円 2007.8月)
内容説明
スウィングしなけりゃ社会学じゃない!社会生活のあらゆる側面にひそむパラドックスの発見をとおして、社会学する面白さ、その自由で逆説的な発想の切れ味を楽しむ本。
目次
序章 パラドックスのすすめ
第1章 パラドックスの類型学
第2章 現代社会のパラドックス
第3章 逆説としての文明
感想・レビュー
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ステビア
ぽん教授(非実在系)
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nappyon
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