出版社内容情報
他者の必要性を認めない極端な自己崇拝としてのナルシシズム。この自己愛人格障害の心理と病理をユング心理学の視点から詳細に分析して自己愛そのものはわれわれ人間に普遍的に存在する特質であることを示し，障害に胚胎する人格変容の可能性を説く。
内容説明
神話と心理療法にみるナルシシズムの可能性とヴィジョンの力。
目次
ナルシシズムの理解のために
変容の第一段階―臨床的な問題
第一段階の神話―男性性の変容
関係づけの様式―身体的無意識と心的無意識
神話の第二段階―女性性の力の出現
変容の第二段階―臨床的な問題
感想・レビュー
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p287《混沌の価値、すなわち新しい秩序に先立って必ず存在する無秩序の価値を学ばねばならない。秩序つまりアポロン的なものへのわれわれの固着は、ディオニュソスによってもたらされる変化にとっては自己愛的障害である》2024/01/24
