ノマド叢書
津軽三味線の誕生―民俗芸能の生成と隆盛

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788505025
  • NDC分類 768.11
  • Cコード C0073

出版社内容情報

 北国の地吹雪の中で生まれ,荒々しくかつ哀しい音色で,激しく魂を揺さぶる津軽三味線。始祖仁太坊と〈叩き〉奏法による津軽三味線の成立をつきとめ,ヴェールにつつまれていた全貌を明かす。維新,諸文化が習合する北国で力強く花開いた民俗芸能の姿。

 ・山形新聞 95.9.4 佐藤武美氏評
 ・陸奥新報 95.2.28 斉藤三千政氏評
 ・東京新聞 夕刊 95.5.20 「伝統芸能人の本花ざかり」
 ・「週刊文春」95.3.23 斉藤耕一
 ・赤旗 95.3.27 「ダ・ヴィンチ」95.3月 矢田久次郎
 ・「邦楽ジャーナル」95.1
 ・陸奥新聞 95.2.10 庄司力蔵氏評

内容説明

北国の地吹雪の中で生まれ、荒々しくかつ哀しい音色で、激しく魂を揺さぶる津軽三味線。本書は、三十余年に及ぶ聞き書きを重ね、津軽三味線の始祖が秋元仁太郎(通称、神原の仁太坊)であり、伝統的な〈弾く〉三味線から〈叩き〉奏法による津軽三味線が成立する様をつきとめ、ヴェールにつつまれていた津軽三味線の全貌を明かす。維新文明開化に、諸文化が習合する北国で、力強く花開く民俗芸能の生きた姿を描き出す。

目次

「津軽三味線塚」の建立
仁太坊の幼年時代―津軽・神原の歴史と風土
失明と当道座制度
維新動乱と芸能の開放
仁太坊の八人芸
イタコのマンを娶る
エフリコキ精神と叩き奏法の開発〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひよ亭

17
タイトル通り津軽三味線のルーツになった仁太坊のノンフィクション。以前図書館で読んだのだが、また急に読みたくなりAmazonで中古本を購入。津軽三味線の迫力が伝わってくる。2019/10/16

ひさし

1
ましろのおとから、津軽三味線の歴史に興味。ドキュメントなので、特別なストーリーは無い。ただ、取材で集めた事実と、津軽弁が流れていく貴重な本。2021/06/15

まさき

0
一種の伝記なのに映画を観てるみたいな話だった。津軽三味線の始祖となる人の最後の弟子であり天才的な奏者が若い頃、吉幾三の父親から自転車を教わった、というどうでもいいとリビアもあるよ。笑2012/03/09

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