ロンド叢書
銀座の神々―都市に溶け込む宗教

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788504851
  • NDC分類 162.136
  • Cコード C0014

出版社内容情報

 日本宗教学会賞受賞
 明治以来,近代都市のシンボルであり続けてきた銀座。その銀座に,稲荷,神社,教会などの〈宗教装置〉が37カ所もある。近代=非宗教という通念に抗して,銀座の街中に,逞しく棲息しつづける銀座の神々を描いて,新しい都市民俗学の可能性を問う。

 われわれは朝一〇時に、銀座三越のライオン象の前で待ち合わせた。地図に寄れば銀座三越の屋上に地蔵尊が祀られていることになっている。しかし、ちょっと注意してみると、正面玄関の脇に「銀座出世時蔵尊」という看板が立てられているではないか。しばしばこの場所に立ち、あるいは通りすぎていながら、これまでは少しも目に入らなかったということになる。こうしてわれわれの調査は、銀座の中心、四丁目の三越デパートから始まったわけだが、見るもの見るもの〈驚き〉と〈ため息〉の連続であった。駐車場の屋上に祀られた朝日稲荷(当時)、朱く塗られた金網にすっぽり囲まれた幸稲荷……中略……都市に生きる宗教の形態の多様さにわれわれは瞠目したのであった。(本文より)


 ・「宗教と社会」95.6月 櫻井治男氏評
 ・「本」94.7月 佐藤健二氏評
 ・「週刊読書人」94.6.10 小林忠雄氏評
 ・「歴史読本」94年7月
 ・「エコノミスト」94.7.12 島田裕巳氏評
 ・銀座の神々 94.5.7 京都新聞夕刊
 ・「ビルに身押しこめ、人々の願い、祈りを聞く」(読売新聞 94.5.2 特集)
 ・「堂々、都心に根づく宗教」(中外日報 94.5.19 著者インタビュー)
 ・「合理・非合理の二元論超え「わが身の半身」として存在」(毎日新聞 94.5.27 奥武則氏 著者インタビュー)
 ・「都市化と宗教の関係 十年かかりまとめる」(東京新聞 94.5.14 著者紹介)

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 【関連書籍】
 『 データブック現代日本人の宗教 【増補改訂版】』 石井研士著 (定価2520円 2007.4月)
 『 神、人を喰う 』  六車由実著  (定価2625円 2003)
 『 ワードマップ 神 道 』  井上順孝著  (定価2310円 1998)

内容説明

明治以来、近代都市のシンボルであり続けてきた銀座のなかに、よろずの神々もまた棲息しつづけてきた。本書は、銀座の稲荷・神社・教会などの宗教装置を隈なく渉猟し、都市化に応じて逞しく生き続ける宗教の意味を問う。

目次

1 銀座の近代化と創出される神話
2 都市化のなかの神々
3 キリスト教の波
4 企業神の群像
5 都市に溶け込む宗教

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

45
【明治以来、近代都市のシンボルであり続けてきた銀座の中に、稲荷・地蔵尊・不動尊など万の神々もまた棲息し続けてきた】本書は、宗教社会学者が、銀座の稲荷・地蔵・神社・教会などの宗教装置を隈なく渉猟し、都市化に応じて逞しく生き続ける宗教の意味を問う書。巻末に参考文献。1994年刊。<経済的発展と高度な都市化の記述を中心にした表の歴史が無視した、巷の小祠が語りかけるものに素直に耳を傾けてみたいと思う。それら神話が再現しているのは、近代都市への変貌によって無惨に踏みにじられた民衆の心意である>と。⇒2024/07/31

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