内容説明
子供はどこから来たのか、そしてどこへ行くのか。民俗社会での子供をめぐるさまざまの儀礼、習俗、子供の遊び、わらべ歌などから現代の学校のフォークロアまで、子供へのまなざしの変遷をたどり、闇のなくなった時代に生きる子供たちにもう一度原初の輝きを取りもどさせる試み。
目次
序章 子供の境界性―聖性と賤性
1 子供の民俗学(子供の発見;異物としての子供;児童遊戯の世界;学校のフォークロア)
2 「遊び」のなかの子供(子供と自然―環境教育の原型;遊びのフォークロア―世界創造としての遊び;現代っ子と遊び)
3 異界への回路(子供と老人―家と村の再生システム;骨こぶり習俗;昔話の仕掛け)
終章 子供のゆくえ
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