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出版社内容情報
【目 次】
はじめに
序 章 暴走族の顔
第一部 祝 祭
第1章 スピードとスリル
第2章 ファッションとスタイル
第二部 暴走族神話の形成
第3章 ドラマとドラマ化
第4章 ドラマⅠ「憎むべき暴走族
第5章 ドラマⅡ「土曜の夜のヒーロー」
第6章 ドラマⅢ「俺たちの青春時代」
終 章 モードの叛乱と文化の呪縛
あとがき
1年にわたる参与観察をもとに,暴走族の多彩な「遊び」の体験内容と象徴的意味,マスメディアと織りなすドラマ化の実相を生き生きと呈示し,なぜ彼らは暴走するのかを,心理‐社会‐文化的視野から解明する。みずみずしい知性と感性が躍動する一冊。
規模の拡大と並んで暴走族時代の重要な特徴となっているのは 、集団の組織化の進展とこれにともなう対立抗争の頻発である。集団の組織化は、四十七、八年ごろから東京を中心にした関東地方にはじまり、主としてツーリングを行うグループの中から、グループ名をもち、メンバーの印としてワッペンやステッカーを使用するものが出てきた。この中には、さらに、リーダーやサブリーダーなどの役割を設けるグループも出はじめ、集団としての体裁が整うようになるとともに、グループ間の縄張り争いや勢力争いにからむ対立抗争が激化してきたのである。四十九年一月に東名高速道路、海老名サービスエリアにおける「ヒットラー」と「アーリーキャッツ」の乱闘事件や、五十二年九月の「スペクター」と「極悪」による「大井埠頭事件」をはじめとする対立抗争事件は、はじめ関東地方を中心に発生していたが、その後全国各地に広がり、これと前後して各地で集団の組織化と数グループ単位でまとまった連合体の形成が進展していく。(本文より)
・京都新聞 99.9.19 著者インタビュー(『現代演劇のフィールドワーク』東大出版会)
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【関連書籍】
『 フィールドワーク 【増訂版】』 佐藤郁哉著 (定価2310円 2006)
『 定性データ分析入門 』 佐藤郁哉著 (定価2310円 2006)
『 グラウンデッド・セオリー・アプローチ 』 戈木クレイグヒル滋子著 (定価1890円 2006)
【新 刊】
『 エスノメソドロジー 』 前田泰樹ほか編 (定価2520円 2007.8月)
感想・レビュー
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