暴走族のエスノグラフィー - モードの叛乱と文化の呪縛

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暴走族のエスノグラフィー - モードの叛乱と文化の呪縛

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  • サイズ B6判/ページ数 293,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788501973
  • NDC分類 368.6

出版社内容情報

【目 次】
はじめに
序 章  暴走族の顔
第一部 祝 祭
 第1章 スピードとスリル
 第2章 ファッションとスタイル
第二部 暴走族神話の形成
 第3章 ドラマとドラマ化
 第4章 ドラマⅠ「憎むべき暴走族
 第5章 ドラマⅡ「土曜の夜のヒーロー」
 第6章 ドラマⅢ「俺たちの青春時代」
終 章 モードの叛乱と文化の呪縛
あとがき

 1年にわたる参与観察をもとに,暴走族の多彩な「遊び」の体験内容と象徴的意味,マスメディアと織りなすドラマ化の実相を生き生きと呈示し,なぜ彼らは暴走するのかを,心理‐社会‐文化的視野から解明する。みずみずしい知性と感性が躍動する一冊。

 規模の拡大と並んで暴走族時代の重要な特徴となっているのは 、集団の組織化の進展とこれにともなう対立抗争の頻発である。集団の組織化は、四十七、八年ごろから東京を中心にした関東地方にはじまり、主としてツーリングを行うグループの中から、グループ名をもち、メンバーの印としてワッペンやステッカーを使用するものが出てきた。この中には、さらに、リーダーやサブリーダーなどの役割を設けるグループも出はじめ、集団としての体裁が整うようになるとともに、グループ間の縄張り争いや勢力争いにからむ対立抗争が激化してきたのである。四十九年一月に東名高速道路、海老名サービスエリアにおける「ヒットラー」と「アーリーキャッツ」の乱闘事件や、五十二年九月の「スペクター」と「極悪」による「大井埠頭事件」をはじめとする対立抗争事件は、はじめ関東地方を中心に発生していたが、その後全国各地に広がり、これと前後して各地で集団の組織化と数グループ単位でまとまった連合体の形成が進展していく。(本文より)

 ・京都新聞 99.9.19 著者インタビュー(『現代演劇のフィールドワーク』東大出版会)

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 【関連書籍】
 『 フィールドワーク 【増訂版】』 佐藤郁哉著 (定価2310円 2006)
 『 定性データ分析入門 』 佐藤郁哉著 (定価2310円 2006)
 『 グラウンデッド・セオリー・アプローチ 』 戈木クレイグヒル滋子著 (定価1890円 2006)

 【新 刊】
 『 エスノメソドロジー 』 前田泰樹ほか編 (定価2520円 2007.8月)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

12
昭和の時代、全盛期の頃の暴走族の話。京都の暴走族グループに潜入取材だけでなく、メディアや様々な文献とも照らし合わせながらまとめられている。10代にやんちゃをしてもやがてオチツイたときに受け入れてくれる社会体制があってこそ…的な話があったけど、現代にもはたしてまだ受け入れる余裕はあるのだろうか。2019/01/10

Nobu A

6
以前から読みたかった佐藤郁哉先生の代表作。1984年初版。最近はすっかり定着したエスノグラフィーの嚆矢。筆者の1年に渡る参与観察による「暴走族」の心理、社会、文化的側面からの検証と考察。報道するメディアとの兼ね合いや米国ヘルスエンジェルスとの比較を織り交ぜ、成長期の数年だけの関わりを舞台と比喩し、客観的に解説した興味深い内容。知らない世界を覗き、理解を深めることが出来る楽しさ。研究の賜物。ただ、あとがきで帰国後の日本の異様さが目に付き本研究に至ったとあるが、何故暴走族なのかに触れていないのが気になる。2020/11/24

セイタ

4
日本の暴走族について、参与観察やインタビュー、行動観察などの手法を通して、その実態を明らかにした本!この本が出版される以前にあった暴走族に対する凝り固まった視点ではなく、著者による独自の視点から暴走族像が再構築されている。大まかに言えば、暴走族の実態について分析する一章と二章、暴走族への学術会やジャーナリストの捉え方も含めて分析している三章から六章に分けられる。本書では語られていないが、「著者がなぜ暴走族へ研究対象として選んだのか?」「どのように暴走族の世界に入り込んで行ったのか?」が非常に気になる。2019/12/16

JunTHR

4
いやーー、面白かった!!参与観察はもちろんのこと、大量の雑誌記事の参照や、過去文献へのツッコミが面白かったなぁ。もちろん全盛期は過ぎてるのは間違いないだろうが、大層な変化を経ているはずで30年後のアップデート版も読みたいぞ。2017/05/02

錆紫

2
暴走族についてのマスメディアの平板な理解とは距離をとりつつ、一方で「反抗」を謳うそれがすぐれて体制と妥協的な形で構築されているのだ、というような方向で話を持っていく本。カタログ・祝祭・消費文化、というあたりが80年台的である。チクセントミハイとかも出てくるが、エスノグラフィー本としては「語り」が若干少なめという気もする。もっとも、当人が、夢中でやっていることについて、意外と語彙を持っていないということはあるのかもしれないと感じた。「暴走族?田舎の連中か」(失礼)みたいな昨今の風潮とも照らしあせてみたい。2014/09/13

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