文人の社会科学―守節と転向をめぐる精神史

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  • サイズ A5判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788341234
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

日本の代表的現代作家の社会科学的思考の形態を検証すべく、中野重治・井上光晴・安部公房・梶井基次郎・横光利一・川端康成・小林秀雄らの、社会科学の反映、同じく見解、作品への投影など、多面に亘り綿密具体的な考察を試みる。

目次

第1章 「紅旗征戎非吾事」―堀田善衛「定家明月記私抄」の視界
第2章 社会科学と文学者
第3章 パルタイ文学者の社会科学(党除名文学者の系譜―戦争と革命の経験;中野重治;井上光晴;安部公房)
第4章 操觚者の社会科学(詞林の交わり―“尊王”を基調とする連環;梶井基次郎;横光利一;川端康成;小林秀雄)
第5章 新しい日本の文人像―哲学・歴史・文学を併呑する精神性

著者等紹介

河野基樹[コウノモトキ]
東京生まれ。学芸員・大学教員を経て文筆業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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