石上玄一郎論―観念の帝王

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  • サイズ B6判/ページ数 161p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788341159
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

弘前高校で太宰治と同期の石上は、左翼思想で太宰に影響を与え、作風は異ってもライバルないし同伴者的立場にあった。「絵姿」「精神病学教室」「自殺案内者」など代表作の分析検証を通じてその孤高の文学位相を位置づける。

目次

総論―石上玄一郎ノート
文学史上―文学位相―『近代文学』派と無頼派の狭間に
文壇登場―「絵姿」論―作家的自立まで
戦時専横期―「精神病学教室」を中心に―戦時中の姿勢
戦後混乱期―「黄金分割」論―戦後での試み
太宰治の死―「自殺案内者」のモチーフに関連して

著者等紹介

矢島道弘[ヤジマミチヒロ]
1937、横浜市生れ。早稲田大学卒業(1960)。同大学国語国文学専攻科修了(1961)。1966、伴悦、島田昭男、荻久保泰幸らと無頼文学会創会、事務局長となる。横浜市立、東高校、東横学園女史短期大学を経て関東学院女子短期大学、国士館大学講師、現在も無頼派の講義中。「かながわの文学を探る会」会長
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