著者等紹介
野中惠子[ノナカケイコ]
1936年生まれ。1959年早大第一文学部卒業。1962年早大大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶっち
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作者は外国の民話や歴史に通じているようで、その辺の影響からか、なんだかよくわからない世界に案内されたようで、地に足が付いたような感じがしなかった。途中から主人公の相手の独白になり、カギ括弧のなかで行換えがあったり、章そのものが変わったりと、これもなかなか骨が折れる。カギ括弧のなかの物語は語っている人が説明しているだけ。物語として話の流れに描写があって、登場人物たちの感情があって、小説は面白くなる。独白で延々と説明されても、よくわからん世界のことだし。最後はきちんと締めたけど、結局よくわからんかったなあ。2025/05/29