内容説明
両親の晩年の姿を再現し、病妻の介護に明け暮れながらも「夫婦だけで暮らした八十代の十年間が、いちばん幸せだった」と洩らす老父。苦労の多かった母に捧げる娘からの誄。
目次
1 淡雪
2 十年前
3 猛郎と種
4 雪の日から
5 幼少の頃と小学生の思い出
6 ふたりの間に
7 その年の晩秋
著者等紹介
木下径子[キノシタミチコ]
本名、斉藤博子。1935年東京生まれ。都立小山台高校卒。早稲田大学第二文学部仏文科中退。日本文芸家協会、日本ペンクラブ、鎌倉ペンクラブ会員
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