内容説明
美しい末娘と魔法にかけられた怪物との愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
17
笠地蔵という話がある。心の清い老夫婦が道端の地蔵に笠をかけてやり、その恩返しを受ける話だ。「人に為られんと思ふことは、人にも亦その如くせよ」この黄金律をネタとする話は世界各地にあり、この話もそうだ。純粋に正しい行いをした者は救われる、あるいは、奇跡は自分が最も大切なものを差し出した時に起きる。この作品は、美女と野獣のロシア版。年代的にはフランス版より50年以上後になる。但し、起源を論じるのは、意味がない。わが国の笠地蔵も類話が各地にあるように、語り継ぐことにより、道徳を教え諭すことは、各地で行われている。2018/11/17
mayuri(Toli)
4
ロシア版リア王+美女と野獣といった風情の物語。鮮やかな色合いの挿絵も物語も王道ですが美しく、やはりこういった伝承的なお話は良いものだと改めて感じる一冊です。2020/11/30
yesod
3
ロシアの昔話を元にしたおはなし。独特の挿絵に惹かれました。ロシア版「美女と野獣」です。伝承をもとにしたものは特別な独特な感じがありますね。定番のハッピーエンドです。2012/08/19
punto
1
追記。2005/04/05
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