内容説明
アイヌ人は、縄文人の一部をなしていたとみられ、北海道から八丈島、沖縄まで、さらに、東南アジア一帯に多くの文化が流れている。本書は、織物文化を通して、その現実と歴史に迫る。
目次
第1章 八丈島から帰って(風の受胎;女護ヶ島)
第2章 ボルネオのダヤーク族(一枚のドヨの織物;草荘神と機の緯入具)
第3章 沖縄とアイヌ(アイヌ語;をなり神の島;ダヤークからアイヌへ―古モンゴロイドの伏流)
第4章 縄文期の織物(オスケからイテセへ;パキスタン・ブータンと中・南米の織物;八丈島真田織の位置付け)
著者等紹介
川淵和彦[カワフチカズヒコ]
1929年、下関市に生まれる。哲学を学び、高校・中学の社会科を教える。現在、岐阜の山村にて染織の工房を営む
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