教えて、私はだれなの?―ソ連の『尋ね人』の記録

教えて、私はだれなの?―ソ連の『尋ね人』の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788070066
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0036

内容説明

第2次大戦の戦場となり、2千万人の死者をだしたソ連では、離ればなれになった親と子の数えきれない悲劇を生み、肉親を探し求める声は国中に満ちていた。児童文学者バルトー女史のまとめあげた『尋ね人』の声。

目次

第1話 スペインからの政治亡命者の娘、テレザ・ルイバコワ
第2話 桑の木と風車小屋の思い出が結びつけた親子
第3話 ドイツに運ばれ別れ別れになった姉と妹
第4話 空襲時に隣人に連れ出され行方不明になった娘
第5話 おばあさんの飼っていた山羊
第6話 ポーランド人の協力で見つけられた息子
第7話 悲しい結末をむかえた『尋ね人』
第8話 出生証明書を持つ兄と持たない弟の再会
第9話 ロシア人のパルチザンの娘、ジャンナをかくまったチェコの女性
第10話 銃殺された死体の下で生き残った4人の子どもたち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハスキ

3
第二次大戦で行方が知れなくなった肉親を捜すソ連のラジオ番組「尋ね人」、その進行役であった児童文学者の記録。日本でもNHKで同名の番組が終戦の翌年から16年間放送されていたそうですが、ソ連では終戦から20年後の1965年から始まりました。それまでの公的な機関による捜索からはこぼれてしまった「おぼろげな記憶」しか持たない、しかし"生き"別れたと信じる親や子供を必死に捜し続ける人々。想像を絶する過酷な地上戦からの逃避行、離散するにはあまりにも広大なソ連という国。日本の「尋ね人」にもこのような本があって欲しい。2014/09/13

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