内容説明
日本の近代は彼によってその姿を明らかにする。広やかで自由、斬新な論文集。
目次
「感染」をめぐる言説、「感染」する言説―『金毘羅』から表象の疫学へ
『舞姫』が「近代的自我」の文学になるまで―『舞姫』評価および「近代的自我の文学史」の形成過程
花子をモノにするのは誰?―森鴎外/オーギュスト・ロダン/志賀直哉
序を書く鴎外―石川戯庵訳『ルッソオ懴悔録』をめぐって
「安寿」の表象―森鴎外から児童書、東映動画、溝口映画まで
三つの墓参り―テクストの交響から見えてくるもの
時空のたゆたい―森鴎外『うたかたの記』攷
喜助は誰を殺したのか―『高瀬舟』第四の主題
著者等紹介
酒井敏[サカイサトシ]
中京大学
原国人[ハラクニト]
中京大学
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