内容説明
「咳をしても一人」「入れものが無い両手で受ける」などの絶唱で知られる放哉は、東大出のエリート。当時一流の保険会社課長職、新会社の支配人の地位や家族の一切を捨てて孤独放浪の生涯を送った。本書は、放哉と地縁浅からぬ著者が、積年の実証的研究を傾け、放哉伝の空白部分をも解明した意欲作!
目次
1 家系及び家族
2 生家と幼年時代
3 小学校時代
4 中学校時代(鳥取県立第一中学校)
5 第一高等学校時代
6 東京帝国大学時代(鉄耕塾・俳句)
7恋愛事件(失恋・酒)
8 東洋生命保険株式会社時代
9 朝鮮火災海上保険株式会社時代
10 満州(長春)時代
11 一灯園時代
12 常称院時代
13 須磨寺時代
14 常高寺時代
15 小豆島に渡るまで
16 南郷庵時代
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