目次
序 保田與重郎の東京裁判批判―問題の所在
1 徳富蘇峰の「国民」観念―明治維新と昭和の戦争
2 松井石根の大亜細亜主義―「同胞」と「皇国民」
3 大川周明の「三国意識」―アジアの解放と文化主義
4 竹山道雄のファシズム論―近代文明の光と影
5 堀田善衛と南京事件―『時間』における歴史と実存の往還
6 阿川弘之が語る開戦への道程―『米内光政』と東京裁判史観の死角
あとがき 坂口安吾のまなざし
著者等紹介
野村幸一郎[ノムラコウイチロウ]
1964年三重県伊勢市生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了、京都橘大学教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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