目次
天智天皇「秋の田の」歌(一番)を読み解く
「白妙の」は枕詞か―持統天皇歌(二番)と山辺赤人歌(四番)の違い
柿本人丸歌(三番)の「ひかりかも寝ん」の解釈
柿本人丸歌(三番)の「長々し」の特殊性
大伴家持「かささぎの」歌(六番)を待恋として読む
阿倍仲麻呂「天の原」歌(七番)の再検討―上野論を起点として
在原行平「立ち別れ」歌(一六番)の新鮮さ
在原業平歌(一七番)の「ちはやぶる」幻想―清濁をめぐって
在原業平歌(一七番)の「水くぐる」再考―森田論を受けて
素性法師歌(二一番)の「長月の有明の月」再考
『百人一首』の「暁」考―壬生忠岑歌(三〇番)を起点にして
紀友則歌(三三番)の「久方の」は「光」にかかる枕詞か?
清原元輔歌(四二番)の「末の松山」再検討―東北の大津波を契機として
藤原公任「滝の音は」歌(五五番)をめぐって―西行歌からの再検討
小式部内侍「大江山」歌(六〇番)の掛詞再考―浅見論を契機として
清少納言歌(六二番)の「夜をこめて」再考―小林論の検証
俊恵法師歌(八五番)の「閨のひま」再考
参議雅経歌(九四番)の「さ夜更けて」の掛詞的用法
従二位家隆歌(九八番)の「夏のしるし」に注目して
著者等紹介
吉海直人[ヨシカイナオト]
長崎県生まれ。國學院大學文学部卒業、同大学院修了(博士文学)。現在、同志社女子大学表象文化学部日本語日本文学科特任教授。源氏物語と百人一首の総合研究をライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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