目次
序章 表象のアジア―その起源とフェノロサの比較文明論
第1章 “脱亜”と“興亜”―森鴎外・岡倉天心の黄禍論批判
第2章 交通空間としての満州―夏目漱石と後藤新平
第3章 コスモポリタンの憂鬱―佐藤春夫と台湾原住民(一)
第4章 「蕃人」幻想の起源―佐藤春夫と台湾原住民(二)
第5章 都市漂流民のナショナリズム―林芙美子と日支事変
第6章 右翼の系譜学―保田與重郎とアジア太平洋戦争(一)
第7章 イロニーとしての大東亜共栄圏―保田與重郎とアジア太平洋戦争(二)
終章 動態としてのアジア―坂口安吾の日鮮同祖論
著者等紹介
野村幸一郎[ノムラコウイチロウ]
1964年三重県伊勢市生まれ、立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)、京都橘大学教授、日本近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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