内容説明
『蜻蛉日記』下巻に記された、道綱母が迎えた養女にかかわる記述を取り出して論じた一冊。
目次
1 道綱母の養女迎え(夢の段の意味;養女迎えの段の検討;養女迎えの意図に関する研究史;養女迎え以後の兼家と道綱母)
2 養女求婚譚(遠度の求婚作法;婚姻延引後の道綱母と遠度;遠度求婚の結末)
著者等紹介
倉田実[クラタミノル]
1950年5月9日栃木県宇都宮市に生まれる。1973年3月東京学芸大学教育学部国語科卒業。1984年3月明治大学大学院博士後期課程退学。専攻・学位は平安朝文学・博士(文学)。現職は大妻女子大学文学部教授。著書に、『王朝摂関期の養女たち』(2004、翰林書房、紫式部学術賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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