目次
皇太子貞明親王
在位時代
退位
正系交替
父権なき上皇
妃たち
高子廃后
醍醐朝の陽成院
朱雀朝の陽成院
村上朝の陽成院
崩御
和歌と陽成院
いくつかの挿話
生涯余生
(付)水尾
著者等紹介
山下道代[ヤマシタミチヨ]
昭和6年生。鹿児島県立女子専門学校国文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そーだ
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奔放な母・高子と、堅物な伯父・基経との対立から、基経は陽成帝の後見を放棄し、母方の従兄弟である光孝帝を擁立した。廃位された陽成院は驚異的な長寿を保ち、光孝系の天皇に対抗心を燃やすが、晩年は同じく摂関家を外戚とする朱雀・村上帝と穏やかな関係を築いた。百人一首に入ってはいるけど、他の歌が残っていないのは、やはり歌才がなかったからなんだろうな。この時代割りとドロドロしてて好きだな。後世でも皇室内で問題があると、後小松やら後陽成やらこの時代の諡号を引っ張り出してくる印象がある。2011/12/03
葉つき みかん
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陽成院についての記述が主だが、作者はそれより彼の父母の藤原高子、清和天皇についての記述を熱心にしているように思えた。
楓
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陽成院変わっててなかなか面白い人物。周りのひとたちもっとなんとかしてやれなかったのかい?とは思うけれど。2011/06/22
hrn
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陽成院、百人一首に収録された一首が残されているのみ。相手の心情おいてけぼりに言いっぱなしの和歌。KY的キャラか。基経が教育放棄した結果、廻り廻って10代で退位。筆者はもうちょい踏み込んで妄想解釈してくれてもよかったのに。2010/11/18
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- 和書
- 國の防人 〈第五号〉