内容説明
好評の前著『向田邦子の比喩トランプ』に続き、向田邦子の短編集『思い出トランプ』を読み解く。主人公たちの思い出が、実は思い込みにすぎず、真相とはかけ離れていることを強く匂わされるものの、あえて明言はされない。物語の名手・向田邦子が仕掛けたこのトリックに目をこらすと、『思い出トランプ』の新たな読みの可能性が見えてくる。
目次
「かわうそ」―星江は宅次と厚子にとってどのような存在だったのか
「だらだら坂」―なぜトミ子は整形したのか
「はめ殺し窓」―ネクタイは誰のためだったのか
「三枚肉」―なぜ牛肉にこだわるのか
「マンハッタン」―「マンハッタン」は名前なのか
「犬小屋」―カッちゃんは本当に魚くさかったのか
「男眉」―祖母は麻につらく当たったのか
「大根の月」―昼の月とは何なのか
「リンゴの皮」―かつらは何のために出てくるのか
「酸っぱい家族」―なぜ鸚鵡だったのか
「耳」―楠が暴れだしたきっかけは何か
「花の名前」―「君が代」は何を寿ぐのか
「ダウト」―塩沢の父は本当にキセルをしたのか
「思い出トランプ」―なぜこういう書名なのか
著者等紹介
半沢幹一[ハンザワカンイチ]
1954年2月9日岩手県久慈市に生まれる。1976年3月東北大学文学部国語学科卒業。1979年3月東北大学大学院文学研究科修士課程修了。学位:文学修士。現職:共立女子大学文芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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