内容説明
人々の恋愛観・天皇の日常・大都市の様相…など、万葉集には遠い時代のきらきらしい「世界」が詰まっている。歌一首一首を愉しみ、その文化に憧憬し、さらには現代を写す鏡のような事象を見いだしながら、万葉集から広がる多様な世界の切り口と垣間見の仕方をご案内。
目次
第1部 万葉歌の愉しみ(色をどう表現するか;恋に死ぬ;仙人の持ち物 ほか)
第2部 古代への憧憬(平城遷都一三〇〇年;香具山の風景;古代のメトロポリス ほか)
第3部 現代を写す鏡(一三〇〇年前の人々の心;古代のコスモポリタン;万葉の磐余―“心の系譜”で読み解く ほか)
著者等紹介
井上さやか[イノウエサヤカ]
1971年6月1日宮崎県延岡市に生まれる。1994年3月同朋大学文学部国文学科卒業。1999年3月中京大学大学院博士課程満期退学。学位:博士(文学)2007年3月(中京大学)。現職:奈良県立万葉文化館主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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