内容説明
『百人一首』は襖に貼られていた!?古典文学は藤原定家の支配下にある!?『源氏物語』は五十四帖ではなかった!?よく知られている日本古典文学の知られざる舞台裏を紹介。知らなかった裏側に目を向けて、いつもと違う角度から見れば「丸暗記でつまらない」と思っていたものもこんなに楽しくなる。見方を変えれば、見えるものが変わる。文学史の裏事情を知りつつ、すべての固定観念を打ち破る。
目次
第1部 舞台裏、拝見(デビューが遅れた古典文学;教科書の陰の帝王 ほか)
第2部 文学と戦争(この前の火事で燃えてしもうて;ひらがなの印刷は江戸時代から ほか)
第3部 裏事情、拝見(『万葉集』;『古今和歌集』 ほか)
第4部 『源氏物語』の謎(変化する巻;変化する巻数 ほか)
著者等紹介
岩坪健[イワツボタケシ]
1957年1月京都府京都市に生まれる。1981年3月京都大学文学部国語学国文学科卒業。1989年3月大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。学位:博士(文学)。現職、同志社大学文学部国文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かみしの
2
古典の雑学本。特に体系的でもありませんし、いろいろなところから雑学を寄せ集めてきて、本にしただけのような印象でした。決してつまらない本ではありませんし、書店で見かけたならば是非手にとってほしいとは思うのですが、個人的にはもう少し学術的な内容の方がよかった気がします。せっかく国文学科の教授なんですから。
とが氏
1
日本の古典文学の雑学が多数収録されています。大変面白かったです。2013/10/31
さき
1
最初のほうが一番興味深くおもしろかった。あとは伊勢物語の三河、八橋の別の解釈のことは全然知らなかったので、勉強になった。『光源氏とティータイム』も読んでみたくなった。2013/10/09
Yoshaki Kimura
1
師匠の本。発売前に頂いて「最初の読者」に。教職課程の講義を優しくまとめ直している。高校生、教員向け。決して研究者に向けてはいない。2011/10/01