内容説明
南の海に浮かぶサンゴ礁の島、喜界島。ヤマト(日本)と琉球王国それぞれの文化圏の境界にあり、また「貴」「鬼」など、さまざまなイメージで記され伝えられてきたこの島の真の姿に迫る。
目次
1 考古事象(城久遺跡群;越州窯青磁)
2 物語世界のキカイガシマ(俊寛の物語;羽根蔓と鳥頭 ほか)
3 境界の世界(源頼朝;源義経 ほか)
4 キカイガシマと琉球(尚徳王;喜界島の勝連家 ほか)
5 鬼の世界(食人の国;鬼の観念 ほか)
著者等紹介
福寛美[フクヒロミ]
1962年1月26日東京都台東区に生まれる。1984年3月学習院大学文学部国文学科卒業。1990年3月学習院大学大学院博士後期課程単位取得退学。専攻・学位:琉球文学・文学博士。現職は法政大学兼任講師・法政大学沖縄文化研究所国内研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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