新典社研究叢書
王朝歴史物語史の構想と展望

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  • サイズ A5判/ページ数 702p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787942715
  • NDC分類 913.42
  • Cコード C3395

内容説明

『栄花物語』に始まり、『大鏡』『今鏡』以下の鏡物へと連なる平安時代の歴史物語群を、相互の連関と他ジャンルとの交響の相のもとに捉え、仮名文の歴史叙述の内実と有機的な展開のありように迫る、気鋭の研究者30名による「王朝歴史物語史」の構想と展望の試み。

目次

1 王朝歴史物語史を拓く(『栄花物語』正編・『同』続編・『大鏡』―連環体としての歴史叙述;歴史物語の基軸としての「世継三作」―「先坊」の設定とその継承をめぐって ほか)
2 王朝歴史物語の表現世界(栄花物語;大鏡 ほか)
3 王朝歴史物語をめぐる文学史(栄花物語の歌会記事について―「布引の滝」巻・「松のしづえ」巻の歌会を例に;『栄花物語』と仮名日記―『紫式部日記』『更級日記』を中心に ほか)
4 王朝歴史物語史への視座(『栄花物語』と唐物;「駒競行幸絵巻」の主題について―王朝歴史物語絵巻に描かれた歴史的事象 ほか)

著者等紹介

加藤静子[カトウシズコ]
1946年1月茨城県下館市に生まれる。1968年3月東京教育大学文学部文学科国語学国文学専攻卒業。1977年3月東京教育大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程単位取得退学。専攻は平安文学。学位:博士。現職:都留文科大学名誉教授

桜井宏徳[サクライヒロノリ]
1976年11月東京都千代田区に生まれる。2000年3月成蹊大学文学部日本文学科卒業。2006年3月成蹊大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程修了。専攻は平安文学(中古文学)・歴史物語。学位:博士(文学)。現職:成蹊大学非常勤講師・国文学研究資料館共同研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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