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影印・翻字(浮舟の失踪に大騒動となり右近と侍従は浮舟が入水したかと思う;浮舟を心配して匂宮が文を遣わし従者は浮舟の死を伝える;時方は匂宮の命により宇治で侍従と会い浮舟の急死を知る;乳母の嘆きを不審に思う時方は侍従を責めるも要領を得ない;母君が大騒ぎをするも右近と侍従は入水を伝え葬送の車を出す ほか)
解説(古写本が伝えること;海を渡った古写本『源氏物語』―「蜻蛉」の場合)
資料 ハーバード本と大島本との主要本文異同一覧(含・尾州家本、池田本)
著者等紹介
伊藤鉄也[イトウテツヤ]
1951年生まれ。王朝物語文学研究者。国文学研究資料館・総合研究大学院大学教授。NPO法人“源氏物語電子資料館”代表理事。國學院大學大学院博士前期課程修了、大阪大学大学院博士後期課程中退。1990年に『源氏物語受容論序説』(桜楓社)で高崎正秀博士記念賞受賞、2002年に『源氏物語本文の研究』(おうふう)で博士(文学、大阪大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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