内容説明
腎機能を深く正しく理解するための記述だけでなく、日頃の豊富な臨床経験から科学的に得た小児腎臓病学の臨床に関するさまざまな重要な課題についても紹介。腎臓病を学ぶにあたり、どうしてこのようになるのかと常々不思議に思っていたことについて、どう考えればわかりやすくなるのかを示し、非常にわかりやすく作られている。
目次
腎機能、原尿、糸球体濾過量、濃縮について
一個体で血清クレアチニン値とGFRは反比例する
血清クレアチニン値と身長から小児の腎機能を評価する
小児においても成人同様血清クレアチニン値の逆数の使用で末期腎不全の時期を予測できるか?
腎機能は一定で、突然食事の蛋白量が変化した場合、BUNは何日くらいでstableになるか?
腎機能が突然変化したモデルを考えると、血清クレアチニンは何日くらいでstableになるか?
イヌリンクリアランスを腎機能にかかわらず一定の投与量で行った場合、いつ血中イヌリン濃度は安定するか?
尿中物質濃度を評価する時に、クレアチニン比をとることの利点、欠点
まったくの無尿になった時に、BUNや血清クレアチニン値はどうなるか?
イヌリンクリアランスを行う場合、可能なら血清イヌリン濃度がstableな状態を作った方がベターです。その意味とその利点(採血法の可能性)〔ほか〕
著者等紹介
上村治[ウエムラオサム]
1976年3月京都大学理学部(数学)卒業。1982年3月名古屋市立大学医学部医学科卒業。大西鐘寿助教授(後の香川医科大学小児科教授)の誘いで小児科入局。1982年5月聖霊病院小児科医員。1984年3月岐阜県立多治見病院小児科医員。1988年5月名古屋第二赤十字病院小児科医員。第一小児科副部長(1992年4月)、第三小児科部長(1997年4月)。2001年9月あいち小児保健医療総合センター腎臓科医長。内科部長(2002年4月)、副センター長(2010年4月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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