内容説明
現在着目されている特異的経口耐性誘導(SOTI)について、著者の実施経験とその方法を紹介する。
目次
第1章 食物アレルギーの現況とその問題点(食物アレルギーの頻度;食物アレルギーの症状;食物アレルギーの診断;食物アレルギーの治療;即時型食物アレルギー反応の治療チャート;問題点のまとめと現状)
第2章 新しい理論―実は新しくない(免疫療法(減感作療法)
経口免疫寛容
予防的除去の検証
食物アレルギーの発症機序―経皮感作の可能性)
第3章 特異的経口耐性誘導(SOTI)(特異的経口耐性誘導(SOTI)の歴史
筆者の取り組み
急速特異的経口耐性誘導(rush SOTI)
緩徐特異的経口耐性誘導(slow SOTI)
今後の課題)
第4章 発症予防は可能か(アレルギー疾患の増加;食物アレルギーの特殊性―経口免疫寛容;食物アレルギー予防に関するこれまでの知見のまとめ;今、どうするか)
著者等紹介
栗原和幸[クリハラカズユキ]
昭和27年広島県三原市に生まれる。昭和52年千葉大学医学部卒業。昭和54年千葉大学免疫学教室研究生。昭和55年神奈川県立こども医療センターアレルギー科シニアレジデント。昭和57年東京慈恵会医科大学小児科助手。昭和58年神奈川県立こども医療センターアレルギー科医員。昭和61年ロンドン大学附属国立心肺研究所アレルギー・臨床免疫部(A.B.Kay教授)リサーチフェロー。昭和63年都立母子保健院小児科医員。平成元年国立小児病院二宮分院医長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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