内容説明
第22回臨床フリーラジカル会議が2006年4月1日に“タンパク質翻訳後修飾とプロテオミクス”を主題として開催された。本書は、その会の発表を中心にした解説書である。
目次
なぜ蛋白質の翻訳後修飾か
ノーベル賞受賞技術のプロテオミクスへの応用―ゲノムからプロテオームへ
臨床プロテオミクスの最先端
酸化ストレスによる蛋白質のカルボニル化
抗酸化蛋白質DJ‐1の酸化修飾による機能制御
レドックスと蛋白質の酸化修飾
内因性アクロレインによる蛋白質修飾と腎不全及び脳梗塞診断
蛋白質のグリケーションと糖尿病合併症
翻訳後修飾因子としてのメチルグリオキサールの機能
カルボニル修飾蛋白質の疾患プロテオーム解析
プロテオミクスを用いた消化器がんの病態解明と臨床応用
プロテオミクスの切り口から見えてくる酸化ストレスによる蛋白質の翻訳後修飾と老化の接点
病態プロテオミクスによる神経系腫瘍関連蛋白質群を介した細胞内異常シグナルの検索
IT・ナノテクによる新しい解析ツールと臨床プロテオーム解析
プロテオミクスと蛋白質のリン酸化解析
疾病予防に向けたバイオマーカーと血清プロテオミクス
著者等紹介
吉川敏一[ヨシカワトシカズ]
京都府立医科大学大学院医学研究科生体機能制御学
内藤裕二[ナイトウユウジ]
京都府立医科大学生体機能分析医学講座
内田浩二[ウチダコウジ]
名古屋大学大学院生命農学研究科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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