視覚認知障害のリハビリテーション

視覚認知障害のリハビリテーション

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  • サイズ A5判/ページ数 155p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787811523
  • NDC分類 493.73
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 脳の損傷によって生じる視覚障害の種類,その障害の診察・検査・障害のメカニズム,その対処法,リハビリテーションについてやさしく明解に記述している.    

《目次》
基礎編
1.主に後頭葉の解剖について
A.脳も細胞からなっている/B.大脳皮質とは,脳溝とは/C.大脳皮質は大きく4つに分けられる/D.大脳の機能による分類/E.後頭葉の脳回と脳溝について/F.脳の血管について/G.後頭葉の血管支配について
2.脳を研究する方法について
A.病巣研究/B.分離脳患者についての研究/C.アミタールソーダ法/D.電気刺激法と経頭蓋磁気刺激法/E.脳の賦活実験(脳機能マッピング法)
3.視覚の基礎(1)
A.感覚のしくみについて/B.視覚の情報処理について-網膜から大脳の視覚野まで-
4.視覚の基礎(2)
A.色の処理について/B.運動視について

臨床編
5.視覚の情報過程の障害について
A.視力障害/B.視野障害/C.盲視について/D.運動視だけの障害
6.Anton症候群
A.Anton症候群とは/B.Anton以前のAnton症候群の報告について/C.Antonの報告について/D.その後のAnton症候群の報告/E.Anton症候群をはじめとする病態失認の説明仮説について/F.Anton症候群の今後の解明に向けて
7.視覚失認
A.失認とは?/B.視覚失認/C.視覚失認の診察と検査法/D.鑑別診断について/E.病巣について/F.視覚失認のメカニズム/G.視覚失認についての話題/H.視覚失認の経過/I.リハビリテーション
8.色の障害について
A.大脳性の色覚障害/B.色彩失認/C.色名呼称の障害/D.色のリハビリテーションについて
9.相貌失認
A.定義/B.診察と検査法/C.病巣/D.メカニズム/E.話題/F.経過とリハビリテーション
10.純粋失読
A.定義/B.診察と検査法/C.純粋失読の病巣とメカニズムについて/D.純粋失読の話題/E.リハビリテーション
11.地誌的な障害
A.定義/B.診察と検査法/C.病巣/D.メカニズム/E.リハビリテーション/F.今後の問題
12.Balint症候群
A.定義/B.診察と検査法/C.病巣/D.メカニズム/E.リハビリテーション/F.視覚性運動失調について
13.構成障害
A.定義/B.診察と検査法/C.病巣/D.メカニズム/E.リハビリテーション/F.今後の解明すべき点
14.リハビリテーションについて
A.リハビリテーションの有用性とは?/B.リハビリテーションの開始の時期について/C.視覚障害のリハビリテーションについて
15.半側空間無視
A.日常の視点からみた半側空間無視/B.半側空間無視の多様性/C.半側空間無視の検査法/D.半側空間無視の機能解剖学(解剖学的基礎)/E.半側空間無視の発現機序理論(メカニズム)/F.話題(半側空間無視の不思議)/G.関連症状/H.半側空間無視のリハビリテーション

内容説明

本書は脳の損傷によって生じる視覚に関係した障害にはどのような種類があると考えられているのか、それらの障害はどのような診察・検査をすると明らかになるのか、またそのような障害が出現するメカニズムは何か、現在までのところその障害に対する対処法、リハビリテーションにどのようなものがあるのかについてできるだけやさしく書いたものである。

目次

基礎編(主に後頭葉の解剖について;脳を研究する方法について;視覚の基礎)
臨床編(視覚の情報過程の障害について;Anton症候群;視覚失認;色の障害について;相貌失認 ほか)

著者等紹介

武田克彦[タケダカツヒコ]
1978年3月東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部附属病院、東京都立神経病院、日本赤十字社医療センター各神経内科を経て、1987年東京大学医学部附属病院神経内科助手。1989年から一年間ミラノ大学神経心理学ビジアック教授のもとに留学。1992年三井記念病院神経内科科長。1995年東京都神経科学総合研究所リハビリテーション研究部門副参事研究員。2000年より日本赤十字社医療センター神経内科部長、現在に至る

宮森孝史[ミヤモリタカシ]
1975年3月専修大学文学部卒業。1975年4月~1994年3月七沢リハビリテーション病院脳血管センター心理科に勤務。1987年3月青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。1994年4月専修大学経済学部助教授。2000年4月~2001年3月岩手医科大学脳神経外科研究員。2000年4月専修大学経済学部・大学院文学研究科教授、現在に至る
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