内容説明
本書では、２１世紀のわが国における皮膚科専門医の展望と指針を「サバイバル戦略」といういささか扇情的なタイトルでまとめたものである。一読して皮膚科医の極めて妥当な危機管理認識に安堵し、新たなサバイバル戦略の整合性に共感した次第である。また巻末には「私の試み」と題して、すでに多彩でユニークな皮膚科診療を展開されている「元気印」の友人皮膚科医の先生方にその実践内容をご寄稿いただいた。
目次
１ 皮膚科専門医はこれからどうなるのか？（市場原理に揺れる皮膚科診療；皮膚科専門医制度の今後 ほか）
２ 非専門医との差別化をどう図るか？（専門医はここが違う）（ｃｏｍｍｏｎ ｓｋｉｎ ｄｉｓｅａｓｅｓへの対応；皮膚病理をどこまで読むか ほか）
３ 境界領域との競合（専門医は何をどこまですべきか？）（アトピー性皮膚炎；皮膚科膠原病診療のあり方 ほか）
４ 新たなストラテジー（美容皮膚科への進出；高齢者皮膚疾患 ほか）
５ 私の試み（総合皮膚科クリニック；皮膚科クリニックチェーン ほか）
