内容説明
本書は、外傷における画像診断について解説したものであり、「総論」では骨折に関する基礎的な知識の解説に始まり、検査法の項では骨折の基本的な検査法である単純X線撮影から造影、CT、MR、超音波、骨シンチグラフィーについて解説されており、さらには骨折のいろいろなバリエーションについて図説、写真を交えてわかりやすく詳述されている。一方、「各論」では上肢帯の外傷と下肢帯の外傷とに大別して、前者では肩甲帯から手指に至るまでの外傷を、後者では骨盤から足趾までの外傷を、多くの臨床例を引用して理解しやすく記載されている。
目次
総論(記述法;骨折の治癒と合併症;検査法;ストレス骨折;病的骨折;小児の骨折;老人の骨折;外傷と誤りやすい正常変異)
各論(上肢の外傷;骨盤・下肢の外傷;その他、見逃された骨折症例など)