内容説明
原日本人は「海上の道」(インド文化伝播ルート)から来たのか。大陸モンゴロイドの子孫なのか。本書は古代インドのバラモンからヒンズーにいたる神々のコンセプトが古代日本に色こく投影されていることに着目し、前方後円墳の原形やスサノオやオオグニヌシの原郷もインドだとの論証をこころみる野心作。
目次
第1章 インドの聖地バナーラスにシバ神を訪ねる―シバ神の原像、その源郷
第2章 聖地カジュラホの寺院に秘められた想念―ヒンズー教・宇宙観
第3章 バラモン教からヒンズー教への系譜―神々が秘めるコンセプト(想念)
第4章 前方後円墳の源流を訪ねる―そのコンセプトの源流
第5章 インド文化の伝播ルート「海上の道」―日本、韓国、中国・江南
第6章 古代インド文化と東南アジアの国々―インド文化圏の実態
第7章 素戔嗚尊と大国主命の原像とその謎
付章 カタカリ(インド舞踊劇)と歌舞伎成立の謎―類似性の歴史と背景
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