内容説明
本学術研究論文集は、史上初めて、ainu語の真義を究明する規範たる責任を帯びて上梓されるもので、真摯な向学を資格とする本書の習得者は、従来の各書と性格をまったく異にして世に提示された、本書の使命と内容とを、読了後、十二分に自得され、初めて、ainu語へ向けての絶対の信頼と安堵とが得られるはずである。
目次
第1論 セタは犬に非ず
第2論 謬妄「山川・人間生物説」
第3論 「名前」は「音を発する」
第4論 「チカプカルシ」解明
第5論 失錯「三親二子説」
第6論 川は山から海へ向かう
第7論 omaについて
第8論 動詞としてのOについて
第9論 誤訳の重層構造について
第10論 正しい研究のあり方について
第11論 pirkaとuen
第12論 岬を表す語について
第13論 「iwa」について
第14論 川獺・鰈・長万部
第15論 kotanについて
第16論 isoについて
第17論 「yukar」への謬妄を排す
第18論 加工を意味するtapについて
第19論 まりも・くらげ・水垢
第20論 chashiについて
第21論 sanとsamについて
第22論 ipeについて
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- 和書
- 日本国憲法の論じ方