内容説明
のびやかに、ときには過激に、エイズを越えようとするパワーとアート。
目次
1 エイズと闘う人々(スタンダップ―HIVやエイズのホームレスたちのホスピス;ニードル・エクスチェンジ―HIV AIDS蔓延を防ぐための無料の注射器交換;ゴッズ・ラブ・ウィ・デリヴァー―家に閉じこもりきりのエイズの人たちへの食事配達;キース・トンプソン―死の間際まで市民権運動に身を捧げた男;ターニャ・ホール―エイズ活動家に生き甲斐を求める女;ファイト・エイズ!―エイズ、草の根キャンペーンのエネルギー;ポリティカル・コンセプチュアル・アート―AIDSの時代、芸術家としてのアクティヴィストたち;アメリカのダブルスタンダード―HIV感染者入国禁止規定で強制収容されたハイチ人難民;時には逮捕されても―社会にエイズの問題意識を送り続ける市民的抵抗;ノット・マイ・バック・ヤードをファックしろ―エイズとHIV重症患者のためのハウジング推進運動)
2 エイズ最新事情(ニューヨーク五番街のエイズのホームレス;新時代に入ってきたアメリカのエイズ概念;「エイズ感染者」と「犠牲者」という偏見と無知;最低限度のこととして必要な、HIV AIDSカウンセリング;行政医学上のAIDSの定義が意味するもの;HIV感染予防には、やはりコンドームが最適だ;一進一退を続けているニューヨークのエイズ教育;ビル・クリントンに捧げる手紙)