内容説明
いまだ一致点を見いだせない「邪馬台国」問題を徹底究明すべく、六日間にわたって行われたシンポジウムの全記録集。新たな発見、新たな提言が続出し、本書なくしてこれからの邪馬壱国問題は語れない。
目次
第5部 信州の古代学(信州教育と信州考古学の先人達;「縄文の王国」信濃と倭国時代の信濃;長野県の発掘調査と藤沢宗平先生;縄文土器から見た神話の誕生;阿久尻遺跡の住居址と方形柱穴列)
第6部 古代の夕(洛陽古城跡に立って;人生の根幹としてのヒューマニズム;古典医学にあらわれる古代像;吉野ケ里遺跡発掘の広がり;『古事記』の中の女たち;対馬「亀卜神事」;私は古代史の王様;古田武彦氏の「倭人伝」読解;邪馬壱国は筑前中域である―古田武彦氏の物証論)
第7部 古代の対話(中国鏡から見た邪馬台国;儒教と邪馬台国;黒曜石をめぐって;日本語を遡行する)
第8部 大会へのことば