目次
1 日本の作品から(古事記;新訂 竹取物語―かぐや姫の愛の話;井筒(伊勢物語、大和物語、能より)
唐変木(狂言「貰い聟」より)
耳なし芳一の話(ヘルンをもとに)
蕪村そして春風馬堤曲(与謝蕪村より)
2 世界の作品から(アビー様、どうしましょう!(アビゲイル・ヴァン・ビューレン著より)
青い鳥(メーテルリンク作より)
小夜鴬(アンデルセン作「ナイチンゲール」より)
クリスマスキャロル(ディケンズ作より)
木馬館のユリッペ―下町の伝説(モルナール作「リリ尾無」より;八十日間世界一周(ジュール・ヴェルヌ作より))
3 語り物(狐切支丹;本朝うた語り抄(『平家物語』『国性爺合戦』『信太妻』より)
元雅を読む―歌占・隅田川・弱法師)
著者等紹介
西澤實[ニシザワミノル]
大正7年1月2日生まれ、長野県出身。中央大学法学部卒。放送劇作家。トラック島で終戦を迎える。戦後は、NHK専属契約作家として活躍。架空実況放送「関が原」「タイタニック」「フランス革命」「古代オリンピック」等の脚本を書く。芸術祭入賞作品ラジオドラマ「狐切支丹」、舞台「裸の皇帝」等がある。NHK時代、アナウンサー・ディレクター研修にかかわる。日本大学芸術学部放送学科の発足と同時に非常勤講師となり、以後40年間「放送脚本論」を講義。脚本ゼミから多くの脚本家が輩出する。現在、「言語表現研究西澤ゼミ」話芸集団「ぶれさんぽうず」を主宰し、文化庁主催芸術祭にも参加している。元日本放送作家協会理事長・文化庁芸術祭文部大臣選奨審査委員・日本民間放送連盟民放大賞中央審査員。現放送番組センター理事・NHK全国高校放送コンテスト(ドラマの部)審査員長。放送界への功績により、昭和59年紫綬褒章、平成3年勲四等旭日小綬章受章。平成8年NHK放送文化賞受賞。平成12年春、「創始期ラジオドラマとラジオドラマのことば研究」の論文により芸術学博士となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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