内容説明
東北各地に点在し、津軽半島から北海道へと生きのびる義経の伝説。壇ノ浦から沖縄先島まで落ちゆく平家の伝説ほか、キリスト兄弟、猫、てんぐのきのこ、鯨取り、キリシタン、人魚など、各地につたわる伝説と歴史の真偽、その光と影をたずね歩いた旅の記録27篇。
目次
1 義経、平家伝説のゆくえ(義経北行伝説をたどる;南走平家伝説をめぐって)
2 歴史と伝説の光と影(東北にあるキリスト兄弟の墓;環状列石の謎 ほか)
3 沖縄・先島を歩く(謎の“パナリ焼”―竹富島にて;南波照間島物語―波照間島にて ほか)
4 伝説の真偽(幻の“八文半の軍靴”―沖縄・阿嘉島にて;「ジュリア・おたあ伝説」について―神津島)
著者等紹介
谷真介[タニシンスケ]
1935年東京に生まれる。中央大学第二文学部中退。編集者をへて、児童文学の分野で活躍する。この間、キリシタン史、沖縄史に関心を示してきた。1992年、厳谷小波文芸賞を受賞
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